毎回、はあとぴあ会員さんのお店を紹介するコーナー。
今回は国道125号線沿いにある
川魚料理の割烹 満る岡(まるおか)さんです。
img_229804
img_229804

創業はなんと明治8年(1875年)!
お話をうかがった市原 祥さんで六代目だそうです。
田山花袋の小説「田舎教師」にも登場する行田の老舗店。
お店の写真(下)の左側、旧道の横に堰があり、
その水の落ちる音から〈どかどか〉という愛称で近所の人々から親しまれて来ました。
img_228001

記者(昭和四十一年生)が小学生くらいまでは、
その音が聞けた様に記憶しています。
そんな満る岡さん、二〇〇〇年に店舗を大改装。
単なる建て直しではなく、
創業当時の柱や梁など再利用する工法を採用した為、
外観、店内共、新しいのに歴史を感じさせる=レトロモダン=な印象。
古くても善い物は受け継ぎ、
残して行く姿勢はとても好感が持てます。
町並みと調和した優れた景観(建物)を表彰する県や
市の景観賞を受賞している事も納得です。
img_228402
店内は大小宴会などを行なう広間・個室のエリアと
通常の食事をするホールのエリアに完全に分かれており、
入り口もそれぞれ別になっています。
ホールエリアはテーブルと座敷で三十席。
天井が高く開放的で広々してとても落ち着いた空間。
床暖房になっていて、寒い冬でも快適です。
また、座敷席からは風情のあるお庭の眺めも楽しめます。
img_229103

本日は「うな重 上」税込三〇二四円(肝吸い・お新香付)をオーダー。
重箱のフタを開けると、
一気に新潟産コシヒカリの湯気と香ばしいタレの香りが広がります。
主に九州産を使用するウナギは脂がのっていて、
フワフワ!お口の中でとろけてしまいます。
ご飯はホコホコで正に至福の味わいです。
昨今、ウナギ資源の枯渇が叫ばれている反面、
ウナギの生態の研究も進んでいるそうです。
研究に期待しつつ、
この食文化も後世に残して行きたいものです。
《記事・撮影/田尻昌久》
※記事内の価格は全て税込です

川魚料理・割烹 満る岡
行田市城西4-6-21
TEL 048-554-2263 駐車場20台
営業/11時から14時半  17時~21時
休日 火曜(祝祭は営業)

丸岡MAP
※ ※ ※ ※ ※
株式会社ヨコカワ
行田セレモニー
家族葬専門ファミール
お葬式のヨコカワ通信
行田の美味しい店紹介
行田のお寺を訪ねて